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2月22日

[2016.02.22]

暖かい日と寒い日が混在し、外出時に上着を悩む時期ですね。

 

当院で行っている手術には、網膜光凝固術、涙点プラグ挿入術、ものもらい摘出術、眼瞼下垂手術があります。

そのなかでも眼瞼下垂手術について、去年10月に開院してからの手術件数も増えてきていますが、眼瞼下垂という病名や手術をご存じの方が少ないなと感じています。

いろいろなご質問や、手術前の不安等を外来でお聞きしますので、少しずつ、ブログの方でお話しさせていただければと思います。

 

ひきつづき、前回の術後のダウンタイムのお話になります。

腫れの引き具合には、個人差がありますし、手術を受けられた方が腫れの残り具合をどの程度を許容するか、により、正直、個人差があります。

術後翌日でもすでにすっきりしているかたもいますし、たいていの方が落ち着いてくる術後2週間でも、まだ腫れが気になるほど残っている方もいます。

個人差もありますし、手術前の状態にもよります。

眼瞼下垂の軽度なかたと重度なかたでは、重度の方のほうが腫れも出やすいです。

また、皮膚がたれさがっていて、皮膚切除の量の多い方も術後腫れやすいかたになります。

さらに、術後にしっかりと冷やしていただけたか、安静にしていただけたのかも術後の腫れに影響を与えます。

また、瞼の切開線にある糸をぬくまでは、瞼の上に糸がついている状態になります。糸は、二重の中にかくれて見えにくい状態にはなっています。

抜糸は術後10日から14日ごろです。抜糸までの間は、外出時はガーゼで隠している方もいますし、そのままにしている方、少し色のついた眼鏡で隠しているかた、様々ですが、術後1週間もすると、腫れや出血は目立たなくなる方が多いです。そのかわり、治癒の過程として傷口がかゆくなるようです。

 

当院の眼瞼下垂手術は、美容形成ではなく、眼瞼下垂症という病気に対する保険適応の手術となっています。

保険適応の手術だから、まぶたが挙がりさえすればいい、だけではなく、なるべくみためも自然に仕上がるように手術をしています。

また、手術には炭酸ガスレーザーを使用しており、手術中の出血、術後の腫れの少ない手術になっています。

顔にメスをいれるなんて、と敷居の高い手術のように感じられているかたも多いと思いますが、年齢とともに水晶体が濁って白内障になるように、まぶたも下がって眼瞼下垂になります(原因がハードコンタクトレンズ長期装用等、年齢のみが原因ではありませんが)。まぶたを自分の手でひっぱりあげてみて、すっきりする、視界が広がり明るくなる、と感じられたかたはご相談ください。

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