花粉飛散、今年は去年より早くて、多いとのことです。
[2016.02.01]
こんにちは。新年を迎えたと思ったら、あっという間に2月になりました。
昨日は、今年の花粉についての勉強会に行ってきました。
花粉症とは、みなさんご存じのとおり、スギ、ヒノキの花粉に対するアレルギー症状をいいます。鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、充血、目の周りの皮膚の腫れなどです。
すでにぐすぐすと症状のでていて、お気づきの方もいるかと思いますが、今年は飛散開始が例年よりも早くなること予測です。当院のスタッフも、症状を自覚し始めて点眼を開始しました。
花粉の飛散開始とは、ある程度以上の花粉が、1日だけでなく、連続して2日間以上、飛散しているのが確認できたときをいうとのことで、1月もすでに飛散が確認できた日はあり、ただ、翌日に確認できず、連続していないので開始となっていないだけだとのこと。すでに症状がでている方がいるのもうなずけます。
例年では、2月15日ごろから、スギ花粉の飛散開始となるとのことですが、今年は2月8日ごろからとのことでした。さらに、本日からも気温が高い日が続けば、さらに早まる可能性もあるとのことです。
また、花粉の量を予測する雄花着花量(花粉を花にため込んでいる量)は、スギで去年より137%増、例年より118%増。ヒノキで去年より151%増、例年より113%増とのことで、去年よりも飛ぶようです。
このデータは、スギは、花粉飛散量と雄花着花量はよく相関するとのことですが、ヒノキはずれることもあるとのことです。それは、ヒノキの雄花は小さいので確認しにくいのと、ヒノキは飛散する直前に花粉をつくる(スギは秋には花粉をつくっている。)からとのことでした。たくさんの花粉の拡大写真が表示され、見ているだけでかゆくなってきましたが、勉強になりました。
また、花粉症が、20歳から60歳の方に多い疾患でしたが、近年花粉症の発症者数が増えているなかで、特に、お子様とご高齢の方の増加率が著名に高くなっていました。私が学生の頃は、試験対策として「子供は花粉症になりにくい。」と覚えたものでしたが。。。
アレルギーは高度文明に比例して増加している、とのことでしたが、どこまで、増加してしまうのでしょうか。。
無花粉スギの開発等、対策に期待しつつ、花粉症とわかっているか方は、そろそろ飲み薬や点眼などのはやめの対策、治療を開始しましょう!