2月19日
[2016.02.19]
当院で行っている手術には、網膜光凝固術、涙点プラグ挿入術、ものもらい摘出術、眼瞼下垂手術があります。
そのなかでも眼瞼下垂手術について、去年10月に開院してからの手術件数も増えてきていますが、眼瞼下垂という病名や手術をご存じの方が少ないなと感じています。
いろいろなご質問や、手術前の不安等を外来でお聞きしますので、少しずつ、ブログの方でお話しさせていただければと思います。
眼瞼下垂手術前の説明で、瞼の上を横に2から3cm程度切ります、とお話しすると、どんな感じになるのか、傷痕がのこるのか、心配される方が多いです。
傷痕は、ちょうどまぶたを閉じたときに見られる、二重のラインのところにできますので、皮膚に隠れて目立ちません。
また、顔が変わりますか?とのご質問も多いです。
ある程度は変わります。簡単にいうと、少し若返る感じになります。
自然な感じで、まぶたが生活に不便ないように挙がりすっきりした感じになります。
参考にと、10歳から20歳ほど若いころのお写真を持ってきてくださるかたもいらっしゃいます。
当院の眼瞼下垂手術は、美容形成ではなく、眼瞼下垂症という病気に対する保険適応の手術となっています。
保険適応の手術だから、まぶたがあがりさえすればいい、だけではなく、なるべくみためも自然に仕上がるように手術をしています。
また、手術には炭酸ガスレーザーを使用しており、手術中の出血、術後の腫れの少ない手術になっています。
顔にメスをいれるなんて、と敷居の高い手術のように感じられているかたも多いと思いますが、年齢とともに水晶体が濁って白内障になるように、まぶたも下がって眼瞼下垂になります(原因がハードコンタクトレンズ長期装用等、年齢のみが原因ではありませんが)。まぶたを自分の手でひっぱりあげてみて、すっきりする、視界が広がり明るくなる、と感じられたかたはご相談ください。